2016/09/06 14:05

w-plantsです!

希少種のサボテン・逆鱗丸(げきりんまる)が新しく入荷したので紹介します。サボテン愛好家の中でも人気が高く、管理しやすい品種です。実際見る逆鱗丸は想像以上に魅力的なサボテンです。

 

想像を絶する過酷な環境の中を生き抜いてきたサボテン

 

逆鱗丸という名前は和名で、英名では「コピアポア・ハセルトニアナ」といいます。この前、紹介した黒王丸と同じコピアポア属なんです。(黒王丸の記事はコチラ

 

コピアポア属は、とても過酷な環境で自生しています。この逆鱗丸も、霧に含まれる僅かな水分や、数年に一度、降るか降らないかという雨を頼りに生きてきたので乾燥にはとても強いです。

 

なので、水やりは霧吹きで土を軽く湿らす程度でも育ちます。ただ、そのせいか、黒王丸と一緒で成長はものすごく遅いです。

 

それを踏まえて、今回入荷した逆鱗丸は、高さが約30cmで横幅が約15cm(鉢の大きさも含みます)とかなりの大きさになります。ここまで育つのにどれだけの時間がかかったのかわからないほど、長い年月をかけてじっくり大きく育ってきました。

 

 

これだけ、存在感のあるサボテンが、部屋にあるのを想像してみてください。・・・きっと仕事から疲れて帰ってきたらかなり癒されることは間違いないですよね(笑)

・・・1時間くらいは平気で眺めていると思います(笑)

 

琥珀色の綿毛と黄金色のトゲがとても魅力的なサボテン

 一番の見所は、成長点(サボテンの天辺あたり)付近にあるトゲと綿毛です。

 

 

逆鱗丸の刺は黄金色をしています。これは、同じ属の黒王丸とは大きく違うところです。また、成長点付近の綿毛も黒王丸はベージュに近い色に染まるのに対し、逆鱗丸は琥珀色になっているのも大きな違いですね。

 

 

また、表皮がキレイなエメラルドグリーンで全体的な色のバランスは何とも言えない美しさがありますね。

 

 

サボテン愛好家の間でもトゲと表皮の色のバランスがとても人気の逆鱗丸なんです。

 

 

子株も出てきてカワイイですよ~。子株はトゲや綿毛も白色で表皮も緑色ですが、これからキレイなエメラルドグリーンに染まっていくと思っただけでもワクワクしますね。株分けしたらたくさん増やすこともできてかなりお買い得感がありますね。

 

これからの季節はサボテンに癒されてください

 

 

 普段の管理も、年間を通して適度に遮光した環境で育ててください。一般的にサボテンって日当たりが良い場所を好むと言われていますが、逆鱗丸はとても日焼けしやすいので強い日光に長時間当てないように気をつけてください。

 

これから、日差しも柔らかくなって過ごしやすくなりますね。秋は、スポーツもありですが、たまには植物を眺めながらゆっくりと読書するのも格別です。今回紹介した逆鱗丸は室内でも十分に育ちますので、この秋はサボテンと一緒に秋を楽しんでください