2016/06/01 12:04


6月がスタートしました。梅雨の本格的な時期の到来ですね。気象の世界では6月から8月は夏の季節らしいので今日から本格的な夏の到来か、と思うんですが天気図は冬によく現れる気圧配置だそうです。とくに北日本は寒気が流れ込み夜はかなり冷え込むそうです。

多くの植物にとっても成長時期にこんなに冷え込んだら大変ですね。インテリアグリーンを育てている人も最近の天気に振り回されている方も多いのではないでしょうか?

さて、今回は【インテリア・グリーンを上手に管理する】第2回目です!テーマはずばり!【水を上手に管理する】です!

多くの方が水やりには一度は苦戦したことはあるとおもいます。「どんなタイミングで水をあげるんですか?」「水をあげる最適な時間帯って何時ですか?」などよく質問されるのも水やりに関することが多いです。

そこで今回は基本的な水やりのタイミングと方法についてお伝えしたいと思います。もちろん、インテイリアグリーンの種類によってはタイミングや時間帯が異なりますので、あくまでもベースとして捉えてもらい、それぞれの種類に合わせて水やりを行ってくださいね。

ベストな水やりのタイミングとは?


インテリアグリーンには様々な種類があり、同時に、様々な大きさがあります。もちろん、それを入れるポットの大きさも様々です。まずポットの大きさに合わせて、水やりのタイミングを変えていきます。同じ種類で同じ場所に置いてあったとしてもポットの大きさは違えば水やりのタイミングは違います。

理由は「土」にあります。ポットが大きければ必然的に土の量も多くなるので乾くのに時間がかかります。ポットが小さいとその逆で、早く乾きますよね。同じ種類だからといって、同じタイミングで水やりを行っていれば、ポットが小さい方は根腐れを起こしてしまう原因になってしまいます。

「じゃあ、どのタイミングで水をあげればいいの!?」と思うかもしれません。皆さんはインテリアグリーンを購入した時によく「土の表面が乾いてから水をあげてくださいね~」と聞いたことがありませんか?水やりのポイントは「土の表面がカラカラに乾いてから水をたっぷりあげる」がベストなタイミングです。

たっぷりと水をあげた後は、水分を多く含んでおりとても土が乾いているといえない状態です。日当たりの良い場所に何日か置いておくと土の色が変わるのがわかると思います。手で触って表面がパラパラになれば乾いたと思われがちですが、中はまだ水分が残っている場合があります。

土の表面が乾いたと思ってたっぷり水をあげると、まだ土の中は湿っているので結局根腐れの原因になることがあります。水やりをする前に一度、土の中をかき分けて確認する方が確実といえます。

また、水やりを見分ける別のタイミングとしては、葉っぱの状態を見る方法もあります。水やり直後の葉っぱは見た目も元気でピンとしていますが、水分不足の葉っぱは、少ししんなりして元気がないのが明らかに分かります。ただし、一概に水不足でない時もありますので注意してください。

水やりの与える量とコツ

次に水やりの与える量とコツですが、基本的には鉢底から水が流れ出るくらい水を与えてください。

理由としては、

①土の中に溜まっている不要なガスを押し出すため
②土全体に水を行き渡らすため

が挙げられます。①については、根が呼吸した際に、排出した不要なガスが土の中に溜まってしまうと、土の中に悪影響を及ぼすので、水の圧力で一気に押し出し、水と一緒に新鮮な空気を取り込むので環境を改善させる働きがあります。

②については、表面だけ水を与えても、上の部分の根しか水が供給されず、下部分の根が水枯れで腐ってしまう原因になってしまいます。

まとめ


如何でしたでしょうか?以外と難しいと思われがちな水やりですが、タイミングとコツを押さえておけば意外と簡単に管理することができます。インテリアグリーンに関わらず、植物にとって水は必要です。しかし、場合によっては、毎日の水やりが植物にとってはストレスになってしまうこともあります。

育てているインテリアグリーンが乾燥に強いのか、弱いのかによっても水やりのタイミングを違いますので、その植物の特性や特徴に合わせて水やりを行い、快適なグリーンライフを楽しんでくださいね。